
コーリン鉛筆の
「GOLD」(以下、ゴールド芯)(
当ブログの記事)は、ご存知の方も多いと思います。
一方、地球鉛筆の
「シルバーG」(以下、シルバー芯)はあまり知られてないのではないでしょうか。まず、「地球鉛筆」というメーカー自体、あまり認知度が高くないようです。
現在もあるメーカーさんなのかは分かりませんが、昔は鉛筆の大手だったそうで、その手の方にとっては有名。
ゴールド芯とシルバー芯の関係は、おそらくゴールド芯が先に出され、シルバー芯がその後に発売されたのではないでしょうか。
ゴールド芯はなかなか売れたそうですので、その後追いでシルバー芯が出たと思っていいでしょう。(詳しくは知りません。間違っていたらすまないです)
とりまく歴史などは正確には分からないので、とりあえず書き比べをしてみました。両方太さ0.5mm、長さ60mmの硬度2H、またシャープペンもコーリンのJIBシャープ(ダブルノック、形状は同じ)を使用しています。
そいでは・・・フィーリングいきますよ! はじめにお断りしますが、自分は専門家でもなんでもないので、あまり正しい情報は届けられないかもしれません。できるだけ正確に伝えるよう努力しますが、ちょっと違うんじゃないか、といった意見はどんどん頂きたいので、コメントにお書きください。
書き比べ・・・の前に、両方の簡単な情報。
ケースは、ゴールドが立方体に円柱がくりぬかれ、その中に芯が入っている形。シルバーは平行四辺形の伸びた形(何というんでしたっけ?)の中に少し荒く円柱がくりぬかれ、その中に芯が入っているという形です。
シルバーは、これはこれで独自性があっていいと思いますが、どうも荒削りな感じ。一方ゴールドの方は、なんとなくですが、クリスタルっぽい、高級感にあふれています。
なんとなく・・・クリスタルシールに印刷されている文字が、シルバーの場合、芯の硬度により色が違いますが、ゴールドはみんな一緒。ただ、シルバー芯のシールはすぐ剥がれてしまいそうな感じです。
両者30本入りで200円、この点は変わりません。が、手元にある抗菌ゴールド芯は40本入りで200円。こちらは比較的新しいです。時代の進歩によるものでしょう。
肝心の書き味について。

いろいろと書いてみました。項目を設定して確認していきます。
・滑らかさ
G(ゴールド):滑らか。すらすら書ける
S(シルバー):少々引っ掛かりがある。
・濃さ
G:濃さは大体一定で書ける。
S:筆圧をかけなくても濃く出るが、同じ筆圧でも濃さにばらつきがある。
・減り方
G:普通の芯(Ainなど)より若干減りやすいが、普通。
S:減りが早い。同じくらい書いた後でもGより減っている分が大きい。
・折れにくさ
G:少し折れやすく、やわらかい。
S:普通(現代の200円級)の折れにくさ。
・金(銀)の箔
G:金の箔がすぐに剥がれ、黒くなる。手などに移りやすい。
S:銀の箔はそれほど剥がれない。触っていても、移りにくく、目立たない。
・消した(消しゴム:
フォームイレーザーカッチェ)感じ
G:消えやすい。
S:消えにくく、普通の筆圧でも消しゴムであまり消えない。
ざっとこんな所です。人によって書きやすさの定義は違いますので一概には言えないと思いますが、「書き味」という視点から見るとゴールド芯の方が良かったです。
しかしもともと、金、銀の箔があるのは「手が汚れないように」という配慮からであったと聞きます。その点からいくと、シルバー芯の方が良い気がしてきます。
逆にシルバー芯は、書き味を多少犠牲(硬い感じ)にして、その配慮(?)を優先したのかな、と思いました。昔(今ももちろんそうですが・・・)は、いろいろなメーカーが試行錯誤して、いい製品を出そうと努力していたのですね。
あ、そうそう。両方とも、自社のロゴマークがキャップの上に刻印されています。地球の地球マークと、コーリンのコーリンさん(推定♀)・・・いつの日かコヤツらが日の目を再び浴びることを願ってやみません。
もっと参考になりそうなところ(自分も参考にさせて頂きました。ありがとうございます。):
http://karikachi.kitunebi.com/bungu/colleen/shin.htmhttp://colleenpencil-fun.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_28f3.html次回は、ふでばこの中身に入らないモノでも紹介しようと思います。筆箱に入りきらない・・・モノですよ。。
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僕は色的にはシルバーの方が好きですが、
やはり書きやすさを重視したときには・・・・
やっぱり僕はゴールドです。
今のゴールド芯だけでも結構苦戦することがあるのに、
これ以上書きにくいとなると・・・・・
ちょっと鳥肌がたちますね・・・シルバー恐ろしいです。